お役立ち情報 ・ 7月 30, 2026

ホームページのリニューアル、いつ着手すべき? 逆算で決めるタイミングと進め方

ホームページのリニューアル、いつ着手すべき? 逆算で決めるタイミングと進め方

「そろそろホームページを作り直したい」。そう思った日から、実際に着手するまでに1年、2年が過ぎている会社は珍しくありません。忙しかったから、というのは半分本当で半分違います。本当の理由は、リニューアルに締め切りがなかったことです。

新しいサイトを作りたい気持ちには期限がありません。だから他の仕事に必ず負けます。逆に言えば、期限を先に決めてしまえば話は動き出します。ここでは「いつやるべきか」を感覚ではなく逆算で決める方法と、決めたあと最初の2週間でやることを整理します。

「作りたい日」ではなく「使いたい日」を決める

リニューアルのスケジュールは、公開日から逆に引くのが唯一まともなやり方です。そして公開日は、サイトが完成してほしい日ではなく、サイトを使って何かをしたい日から決めます。

たとえばこういう日付です。

  • 展示会や地域のイベントに出る日。名刺の代わりにサイトを見せる場面が確実に発生します
  • 新卒・中途の募集を出す日。求職者は応募前にほぼ確実にサイトを見ます
  • 新サービスや新店舗を告知する日
  • 期末・期初。予算の区切りと社内の合意が取りやすいタイミング
  • 繁忙期が終わる月。原稿と写真の確認に社内の時間を割ける時期

このどれかを「この日には新しいサイトで動いていたい」と決めると、そこから制作期間を引き算するだけで着手日が出ます。小規模なコーポレートサイトでも設計から公開までおおむね2〜3か月、ページ数が多い場合や撮影を挟む場合は4か月以上を見ておくと安全です。自社の規模だとどれくらいかかるのかは、Web制作の進め方を前提に見積もっておくと精度が上がります。

つまり、秋の展示会で使いたいなら夏には動き出している必要がある。この引き算をやるだけで、「そろそろ」が具体的な月になります。

なお、逆算の起点は大きなイベントでなくてもかまいません。「来期の会社案内を刷り直すタイミングで揃える」「代表の写真を撮り直す予定に合わせる」程度でも締め切りとして十分機能します。大事なのは、社内の誰かが日付を口に出すことです。日付のない計画は計画ではなく、願望のままいつまでも残ります。

動くサインは、単独では弱い

一方で「そもそも今の自社サイトはまだ持つのか」という判断もあります。ここで多いのが、見た目が古いという一点だけで踏み切ろうとして、社内で止まるパターンです。デザインの好みは人によって違うので、その理由だけでは決裁が通りません。

判断材料として強いのは、次のようなサインが複数重なっているときです。

  • スマートフォンで表示が崩れる、または操作しづらい
  • 問い合わせが以前より減っている、または問い合わせの質が事業と合っていない
  • 掲載しているサービス内容や料金が、現在の事業と食い違っている
  • 自分たちで文章や写真を差し替えられない
  • 採用や営業の場面で、相手にサイトを見せたくない

このうち3つ以上が当てはまるなら、それは好みの問題ではなく機会損失です。とくに「自分たちで直せない」と「相手に見せたくない」が同時に立っているサイトは、放置している間ずっと営業のブレーキになっています。社名で検索した相手が最初に見る画面が、いま伝えたい事業と違っているなら、それは広告費をかける前に直すべき箇所です。逆に1つだけなら、全面リニューアルではなく部分的な修正で足りることも多い。今のサイトがどの状態かを客観的に知りたい場合は、今のホームページを無料診断するから確認できます。全部作り直すべきなのか、一部の修正で済むのかを切り分けるところから始めたほうが、費用も時間も無駄になりません。

最初の2週間で決めるのは、デザインの話ではない

着手日が決まったら、次にやるのはデザインの相談ではありません。社内で決めておくことを片付ける2週間です。ここを飛ばしてキックオフすると、後半で必ず止まります。

決めておきたいのは4つです。

1. 目的をひとつに絞る。 問い合わせを増やしたいのか、採用したいのか、既存客への説明を楽にしたいのか。全部やりたくなりますが、優先順位をつけないとトップページの構成が決まりません。

2. 決裁者と窓口を分ける。 最終的にOKを出す人と、日々やり取りする担当者を先に決めます。ここが曖昧だと、確認のたびに社内で往復して日程が溶けます。

3. 原稿と写真の担当を決める。 制作が遅れる原因の大半は、デザインでも実装でもなく原稿待ちです。誰がいつまでに何を書くのかを、着手前にカレンダーに入れてしまいます。自社で書く時間が取れないなら、コンテンツ制作から任せる前提で見積もりに含めておくほうが早い。

4. 触ってはいけない資産を確認する。 ドメイン、サーバー、独自ドメインのメールアドレス、既存の広告やSNSからのリンク。これらは移行時にトラブルが出やすいので、契約と管理者を最初に洗い出します。

この4つが決まっていれば、あとの工程は制作側の仕事です。逆にここが決まっていない状態で「いい感じにしてください」と始めると、いい感じの完成が半年遅れます。

公開日をずらさないために、先に握ること

期限を決めた以上、守れる形にしておきます。ポイントは2つだけです。

ひとつは、確認の締め切りを制作側と共有しておくこと。「〇日までに戻さないと公開日が動く」という関係を最初に合意しておくと、社内の優先順位が上がります。

もうひとつは、公開時点で全ページを完璧にしようとしないこと。事業紹介と問い合わせ導線が動いていれば、サイトは仕事を始めます。実績ページやブログは公開後に足していけばよく、そのために制作の段階で「あとから自分たちで追加できる作り」にしておくことが効きます。完璧を待つほど、古いサイトが働き続ける期間が延びるだけです。

まとめ

リニューアルのタイミングは、思い立った時期ではなく使いたい日から逆算して決めます。展示会、採用、期初——サイトを使う予定が入った瞬間が、実質的な着手のサインです。

そして着手前の2週間で、目的・決裁者・原稿担当・既存資産の4つを片付けておく。ここまでやっておけば、リニューアルは「いつか」ではなく予定になります。

自社の場合いつ動き出せばいいのか、そもそも全面リニューアルが必要なのか。判断の材料が足りないと感じたら、無料で相談するからお気軽にどうぞ。今のサイトを見ながら、必要な範囲だけを一緒に切り分けます。

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