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展示会・商談会の前後で、ホームページをどう使い倒すか

2026.09.18
展示会・商談会の前後で、ホームページをどう使い倒すか

展示会や商談会に出展すると、3日間で数十枚から数百枚の名刺が集まります。ブースでは盛り上がった。手応えもあった。それなのに1か月後、具体的な話に進んだのは数件だけ——という経験は、珍しいものではありません。

原因はブースの装飾でも、説明の上手さでもないことが多いです。名刺を交換した相手は、その日の夜か翌週に、必ず一度あなたの会社名を検索します。そこで出てくるホームページが、ブースで話した内容とつながっていなければ、記憶はそこで途切れます。展示会は「会場で完結するイベント」ではなく、「ホームページに人を連れてくる装置」です。そう捉え直すだけで、準備するものが変わります。

出展前:検索されたときの「着地点」を作っておく

展示会の来場者リストや事前公開される出展社一覧を見て、あなたの会社を先に調べる人がいます。会期の1〜2週間前から、社名での検索は確実に増えます。

ここでやっておきたいのは、大がかりなリニューアルではありません。出展する製品やサービスに絞った1ページを、会期の2週間前までに公開しておくことです。トップページは会社全体の顔なので、展示内容だけを大きく扱うわけにはいきません。だからこそ、「今回の展示で話すこと」だけを書いた専用ページを別に用意します。

そのページに入れるのは、次の4つで足ります。

  • 何を展示しているのか(写真1枚と、3行程度の説明)
  • どんな課題を持つ会社向けか
  • ブースの場所と会期
  • その場で会えなかった人のための問い合わせ導線

凝ったデザインは要りません。むしろ、読み込みが速く、スマホで一画面に収まることのほうが効きます。会場で立ったままスマホを操作している人が読むページだからです。

もう一点、忘れられがちなのが会社概要まわりの点検です。決裁者は製品ページより先に、会社の規模や所在地、代表者を確認します。ここが数年前のまま止まっていると、それだけで検討から外れることがあります。展示会は、こうした「見られる前提のページ」を見直す良い締め切りになります。今のサイトがその役割を果たせているか不安であれば、今のホームページを無料診断するところから始めても構いません。

会期中:紙を配るのではなく、ページに飛ばす

ブースで配るパンフレットは、その日の夜にはカバンの底です。会場で受け取った紙資料をすべて持ち帰って読み返す決裁者は、まずいません。

会期中にやるべきことは、紙の量を増やすことではなく、「後で確認できる場所」を一本に絞って伝えることです。具体的には、先ほど作った展示専用ページのQRコードを、ブースのパネル・卓上POP・配布物に印刷しておきます。飛び先はトップページではなく、必ずその専用ページにします。トップページに飛ばすと、来場者は自分が見たかった情報を探し直すことになり、そこで離脱します。

また、ブースでの会話の中で「詳しい資料はサイトにまとめてあります」と言えると、立ち話の内容が濃くなります。その場で全部説明しきる必要がなくなるので、相手の課題を聞く時間が増えるからです。営業トークを長くするより、質問を増やしたほうが商談は前に進みます。

もし会期中に写真や短い動画を撮っておけると、会期後の発信で使える素材が手に入ります。ブースの様子、実演のカット、来場者と話している場面。こうした素材は後から撮り直せません。撮影や動画の設計を含めて考えたい場合は、コンテンツ制作の観点からブース運営を組み立てておくと無駄がありません。

会期後:48時間以内に、全員へ同じ導線を送る

展示会の成果が消えるのは、たいてい会期後の1週間です。担当者が通常業務に戻り、名刺の束が机の上で眠ります。

ここで大事なのは、返信の速さと、送る先の統一です。名刺交換した相手には、会期終了から48時間以内に一度お礼の連絡を入れます。内容は長くしません。誰が・どのブースで・何を話したかを一行で思い出させて、詳細ページのリンクを添える。それだけです。

問題は、この作業が地味に重いことです。数百枚の名刺を入力し、相手ごとに文面を少し変え、送信する。多くの会社がここで止まります。名刺のデータ化、会話メモの整理、送信文の下書き作成までは、仕組みで処理できる部分です。最後に人が目を通して直す前提であれば、手作業の大半は削れます。この種の「量が多くて判断は要らない作業」をどう畳むかは、AI業務自動化で扱う典型的なテーマです。

そして会期後こそ、サイトのアクセスを見る価値があります。展示専用ページに誰がどれだけ来ているか、そこから問い合わせフォームへ何人進んだか。数字が少なければ、原因はQRコードの置き場所か、ページの内容か、フォームの手前のどこかにあります。次回の出展での改善点が、感覚ではなく事実として残ります。

一度作ったページは、次回まで働かせる

展示専用ページは、会期が終わったら消す——と考える必要はありません。会期の表示だけ更新して、展示していた内容を通常のサービス紹介ページとして残しておけば、検索から入ってくる人の受け皿になります。次の出展時は、日付と写真を差し替えるだけで再利用できます。

年に2回、3回と出展する会社であれば、この積み重ねが効いてきます。毎回ゼロから資料を作り直している会社と、前回の資産を更新している会社とでは、準備にかかる時間が回を追うごとに開いていきます。展示会を単発のイベントとして扱うか、サイトを育てる機会として扱うかの違いです。

まとめ

展示会でやるべきことを、時間軸で整理すると次のようになります。

  • 出展前:展示内容に絞った1ページを2週間前までに公開し、会社概要を点検する
  • 会期中:QRコードの飛び先を専用ページに統一し、素材を撮っておく
  • 会期後:48時間以内に同じ導線で連絡し、アクセスの数字で次回の改善点を決める

いずれも、ブースの装飾を豪華にするより安く、効果が測れます。展示会の成果を左右しているのは会場での3日間ではなく、その前後にホームページが何をしているかです。サイトそのものの作りに不安があるなら、Web制作の段階から出展を前提に設計しておくと、毎回の準備が軽くなります。

次の出展が決まっていて、何から手を付けるか迷っているようでしたら、無料で相談するからお声がけください。今あるサイトのどこを使えるか、一緒に整理します。

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